新任店長としてのスタートは、新たな挑戦と機会の始まりです。
ちなみに自分は新任店長、初めて店長をしたころに降格を自ら申し出ましたので、その経験を基にひとつずつ説明していきます。
成功するためには、失敗から学びつつ、どのように前進していくかを見ていくことが重要です。
本記事では、新任店長が成功への鍵を探る際のアイデアを提供します。新しい職務への移行は、興奮と同時に不安も感じることがあたりまえです。
ですが、前進するためには自信を持ち、ポジティブなアプローチで仕事に臨むことが不可欠です。本記事では、新任店長が明日からでもやるべきことがわかるようになるでしょう。
- コミニケーションの不足
- 適切な教育の欠如
- 時間管理の誤り
ひとつずつ説明していきます。
失敗例: コミュニケーションの不足
私の一つの失敗例は、コミュニケーションの不足です。
新しい職務に就いた際、この店長は過度な自己主張に走り、部下とのコミュニケーションを怠ります。
結果として、従業員は自分たちの声が聞かれないと感じ、モチベーションが低下し、生産性も低下します。
自分自身もいかにも「俺の言うことがすべて正しい!」みたいになりがちでよく失敗を重ねてきました・・・
教訓:
まず必要なことは、働いているスタッフとの信頼関係の構築です。
特に長く職場で働いてこられているスタッフの方々を蔑ろにする行為はいけません。
それが、現状で「最悪の状態」でもです。
- 挨拶しない
- 返事しない
- 接客応対レベルが低い
- 欠品が多い
これ等は、本人たちには「最悪の状態」という認識がありません。
「信頼関係の構築が大事」だという認識を持ってない店長はいないと思いますが、実際に現場の店長に着任すると、問題を放置しておけなくなり改善をしようとし、信頼関係が早々に崩れてしまいがちです。
スタッフの力を発揮できてない店長の大半は早期に改善をしようとして失敗しています。
信頼関係を築くポイントは3点あります。
- 1日1分でもいいので、できるだけ多くのスタッフと会話すること
- 否定をしないこと。
- 「ありがとうございます」感謝の気持ちを言葉にすること
1日1分でもいいので、できるだけ多くのスタッフと会話すること
長話はしないで、1分~3分を繰り返すのです。時間に限りがありますので、時間も意識していきましょう。
その場合も何のための会話かを忘れないようにしてください。まさしく信頼関係を築くために会話をしていくのです。店長も人間ですから、気が合う人との話は楽しく、時間を忘れてしまいます。
またその偏りをみてスタッフからの信頼も落ちます。
1カ月で30分~60分会話するより、1~3分を20回行う方が効果が高いのはわかると思います。
心理学ではザイオンス効果というようです。
否定をしないこと
人は、否定されることを何よりも怖がります。
最初に否定されると、ほとんどの人は落ち込みます。遅刻しようが、ミスしようが最初は我慢です。
慣れないうちは我慢してでも「いいですね!」の承認から入るようにするとプラスの効果が生まれます。
「ありがとうございます」感謝の気持ちを言葉にすること
お店で働いていると指示をしてこなすことを繰り返すため、感謝など伝えてられないと感じている人もいるのかもしれません。
信頼してもらうために一番効果的な方法は「感謝の言葉を伝えること」です。
叱って伸ばすというのは過去の話で、褒めたら成長が止まると思ってる人も未だにいるようです。
店長に限らず、そのような上司はまだまだいるのかもしれません・・・
失敗例: 適切な教育の欠如
別の失敗例は、従業員の教育と発展の不足です。
新任店長は、業務の混乱を招くこととなる従業員への適切な教育を怠りました。
従業員は自分たちの仕事に対する自信を持てず、業務の効率性が低下しました。
人材がいなければいないほど立ちはだかる問題ですが、逆に人材をいれても教育が行き届かなければまったく意味のないものとなり、離職にまで繋がってしまうのです。
教訓: 新任店長は教育の改善に注力し、従業員が自信を持って業務に取り組めるようサポートすることが必要です。
従業員のスキルや能力の向上に積極的に取り組み、彼らの成長を促進しましょう。
とはいっても店長1人では教育はできません。周りの社員やパートさん、アルバイトさんと一緒に進めたらいいのです。
失敗例: 時間管理の誤り
もう一つの要因は、時間管理の誤りです。
新任店長は、重要なタスクの優先順位をつける能力に欠けており、日常業務に追われる日々が続き、結局、長期的な目標の達成が難しくなり、ストレスが蓄積しました。
教訓: 時間管理は新任店長にとって至上命題です。優先すべきタスクを明確にし、計画的な行動を取ることで、成功への近道が拓けます。効果的なスケジュール管理と優先順位付けを行いましょう。
おすすめはタイムスケジュール管理です。何時に売場チェック、何時はシフト確認、何時は数字確認といった感じです。
そうすると漏れはなくなりますし、できなかったこと、やれていないことも見える化できるのです。
まとめ
新任店長の道は困難な一歩かもしれませんが、失敗から学び、改善を続ける姿勢こそが成功への鍵です。
コミュニケーション、教育、時間管理など、多くの要素に注意を払うことが求められます。
他の成功事例からも学び、柔軟性を持ちながら挑戦しましょう。
自己評価を怠らず、従業員との信頼関係を築くことが、店舗の繁栄への道です。
新しい役割に自信を持って臨み、成功を目指しましょう。
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